あなたと、同じ夢を見れたら。

見つけてくれて、ありがとう!寝たら忘れる、いつか消えてしまう感情をブログに残していきます。このブログで、あなたの日々に彩りを添えられたら。あなたと、同じ夢を見れたら。

大切な人たちへ。【できること】

あなたの大切な人は誰?

あなたには大切な人がいるだろうか。

 

その大切な人は、何故大切なのだろうか。

 

その人は、いつまでもそこに居てくれるのだろうか。

 

大切な人を、大切だと気づいていない、あの日の私へ。

  

大切な人

 

それは、当たり前ではない

 

 

人は、平和な日常を望む。

 

しかし、平和な日常を繰り返すと、退屈してしまうのだ。

 

幸せだと感じたことも、繰り返せば、ただの日常となる。

 

日常は、当たり前となる。

 

大切なものは、その当たり前の中にすべてあった。

 

あの時、気にも留めることなく過ぎて行ってしまった時間こそが、大切だった。

 

 

 

大切な人とは

日々、生活していると楽しいことも、苦しいことも起きる。

 

その中で、必ず誰かに出会う。

 

大切な人とは、いわゆる愛しい人と同義ではない。

 

大切な人とは、自分にとってその時に居るべき人のことだ。

 

小学生の時、中学生の時、高校生の時、大学生の時、社会人の時。

 

全ての人生の時の中で、自分に影響を与えた人、

 

それは、今の自分をつくってくれた、その時にいるべき人であり、大切な人と考えることができるのではないのだろうか。

 

 

 

 

一瞬の積み重ね

人生は、一瞬の積み重ねである。

 

その一瞬をどう大切にするかで、これからが変わってくる。

 

今あなたと共にいるであろう誰か、いわゆる「大切な人」は、最初から大切な人であったわけではない。

 

その人を、大切にして、たくさんの時間を過ごすことで、あなただけの特別な大切な人になったのではないだろうか。

 

傍にいれることを当たり前と思ってはいけない。

 

あなたが何気なく一緒に過ごしているその人は、そこに居ることが当たり前ではない。

 

「また遊ぼうね」と言って、もう二度と会うことができなかった人が、私にはいる。

 

当たり前にやってくるはずだった明日が、やってこないこともある。

 

これを見ているあなたが、大切な人と、大切な時間を、末永く幸せに過ごせますように。

 

 

 

 

 

 

今週のお題「大切な人へ」

【自由】と【不自由】

 

子供の頃、自由になりたいと思った。

 

 

早く大人になりたいと思った。

 

 

自由にゲームがしたい

 

 

自由にテレビを見たい

 

 

自由にお金を使いたい

 

 

自由にマンガが読みたい

 

 

 

 

いつの間にか、大人になった。

 

 

あの頃に願ったことは、今はなんでもできるようになった。

 

 

それなのに、どうして

 

 

どうして、これほどまでに不自由と感じるのだろう。

 

 

自由にマンガもテレビもゲームもできるのに。

 

 

あの頃に願っていた、自由な大人のはずなのに。

 

 

 

 

あぁ、

 

 

自由は、不自由の中にこそあったんだ。

 

 

あの頃の不自由は、自由だったんだ。

 

 

何も知らず、過ごしてしまった。

 

 

過ぎたからこそ、知ることができた。

 

 

 

もうあの頃の自由は手に入らないけど、

 

 

もうあの頃には戻れないけれど、

 

 

これからも人生は続いていく。

 

 

 

あと60年、不自由なままで生きるのには

 

 

あまりに長すぎる。

 

 

長すぎるから、

 

 

これからの60年、

 

 

たくさんの自由を見つけて行こう。 

 

 

この不自由な世界の中で、

 

 

たくさんの自由を見つけて、笑っていたい。

 

 

闇の中の、小さな光

行かないで、もうどこにも行かないで

 

この光を消さないで

 

この闇を増やさないで

 

くらいくらい闇の中

 

ちいさなちいさな光をみつけた

 

見上げた先にあったのは

 

ちいさなちいさなお星様

 

ああそうかクリスマス

 

耳に届く、冬の音色

 

お星様が光ったのは、

 

おおきなおおきなツリーの

 

いちばんいちばん高いところ

 

ちいさいちいさい光だけど

 

お空の向こうまで、届いてくれる

 

私の心の中まで、照らしてくれる

 

ありがとう

 

あたりの闇は

 

もう、気にならなかった

月の灯りが、ふわりと舞う夜

 

ねぇ、どこに行くの。

 

私を置いて、どこに行くの。

 

傍にいると、言ったのに。

 

一緒に笑うと、言ったのに。

 

冷たい夜風が、街路をかすめる。

 

傍の小川が、小さく聞こえる。

 

聞こえる、足音。

 

私の足音。

 

木霊する。

 

あぁ、そうか。

 

離れたのは、あなたじゃないね。

 

離れて行ったのは、私だね。

 

小さな足音が、ふと消える。

 

寂しいと言いながら、心を閉ざしたのは私だった。

 

寂しいと言いながら、耳を塞いだのは私だった。

 

寂しいと言いながら、繋がりを断ったのは私だった。

 

なんだ、私のせいか。

 

ぜんぶぜんぶ、私が選んだことなのか。

 

望みたかったわけではないのに。

 

ただ、心の底から笑いたかっただけなのに。

 

カランコロン、カランコロン。

 

でも、これでいい。

 

カランコロン、カランコロン。

 

それらを傍に置いて、私は生きていけない。

 

私が、私でいるために。

 

ずいぶんと荷物は軽くなってしまったけれど、

 

これが、今は一番歩きやすい。

 

カランコロン、カランコロン。

 

少しの荷物と共に、私は歩く。

 

月の灯りが、ふわりと舞う。

 

傍を流れる小川の音。

 

この川の上流はどうなってるのだろう。

 

そんな些細な理由で、私は歩く。

 

もう少しだけ、歩いて行ける。

 

理由があるから、歩くのか。

 

歩くための、理由なのか。

 

それはわからない。 

 

カランコロン、カランコロン。

 

でもそれはきっと、それらはきっと、

 

みんなも同じ。

 

今も私に届くのは、傍を流れる水の音。

 

このうろこ雲はただの雲じゃないんだね


カシャッ



カメラの音



うろこ雲が広がる夕焼け空を撮ったところ



七分丈の袖を少しだけ伸ばそうとしてみる



あっという間に肌寒くなって



蝉の声はいつのまにか聞こえない



あたりを泳ぐ風もこころなしか軽やかだ



おかしいな



ついこの間まで、止まぬ雨に憂いていたのに



ついこの間まで、肌を焦がす日差しに苦笑していたのに



あぁ、そうだ



あっという間に過ぎていく



あっという間に思い出に変わっていく



今が過去になることは少し寂しいけれど



記憶はどこまでも繋がっていく



忘れてしまう記憶もあるけれど



カシャッ



思い出させてくれるトリガーがある



いやたとえ



私やカメラがいなくなってしまっても



あなたはきっと、思い出してくれる



このうろこ雲はただの雲じゃないんだね



このうろこ雲は、数えきれない人々の記憶を蘇らせるトリガー



ひとつひとつ、全てに誰かの記憶がある



一瞬の積み重ねがある



ふふっと笑って歩き出す



あぁ、とんかつでも食べようかなぁ



とんかつでさえ、この記憶を思い出すトリガー



ぜんぶ、ぜんぶが繋がっていく



あなたもどうか、この記憶の先で笑えていますように



そんなことを願いながらまた笑った



そんな涼やかな街の夕暮れ




秋の早朝のような、夕方のような、夜更けのような匂い

 

 

いつの記憶なのだろうか

 

 

どこからともなく漂ってくる、草が焦げたような匂い

 

 

秋の早朝のような、夕方のような、夜更けのような匂い

 

 

匂いとともに運ばれてくるのは、何気ない日常の記憶

 

 

秋の季節の中での笑った記憶、一生懸命だった記憶、

 

 

1年前、2年前、3年前、5年前、もしくは、それよりもずっと前

 

 

何度この季節を繰り返しても

 

 

この季節は、何度でも記憶を呼び起こす

 

 

その時にいた人や、景色や、音は、もうここにはないけれど

 

 

その時はもう、記憶の中でしか生きれないけれど、

 

 

何度でも記憶の中で蘇る

 

 

薄れていくことはあっても、消えることは決してない

 

 

僕は、やさしい人じゃないけれど

 

 

誰かにとって、

 

 

やさしい記憶でありますように

 

 

枯草の匂いが風に舞う

 

 

心地よい匂いを胸いっぱいに吸い込む

 

 

どうせまた来年も、今日を懐かしむんだろう

 

 

秋の夜が、心地よく頬を撫でていた

 

 

 

 

夜の街路

 

聞こえる

 

あなたの声が

 

あなたじゃない声が

 

私はあなたの声だけを拾って

 

 

 

私が前に進めたのは

 

私を前に進めたのは

 

他の誰でもない、あなたの声だけでした

 

 

 

私のあの日の声で

 

どうかあなたが、前に進めていますように

 

 

 

街路に響いたのは

 

灯りに反射する、私の鼓動

 

 

一年という歳月の間、鼻に届くことのなかった匂い

夕暮れ

 

いつからだろう

 

頬をなでる風からは、いつの間にかぬるさが消えていた

 

一つの季節の終わりを告げるように、切なげな蝉の声が運ばれてくる

 

僕は、この風の匂いを知っている

 

それはまるで、ほんの少し前に嗅いだことのあるような匂い

 

草のような、大地のような、どこか切なさを感じる匂い

 

一年という歳月の間、鼻に届くことのなかった匂い

 

それなのに何故、これほどまでに近く感じるのか

 

それほどまでに、この季節の訪れを望んでいたのか

 

足元のコンクリートから立ち上る熱気が、名残惜しそうに夏を叫んでいる

 

後ろ髪を引かれるように、僕は静かに振り返る

 

足跡からは、かすかに向日葵の香りがするようだった

 

だいじょうぶ、きっとまた会えるよ

 

僕はつぶやき、前へ歩き出す

 

夕暮れ

 

風が吹く

 

辺りには、鈴虫の鳴き声が響き渡っていた

 

透き通る風の中、まるで僕らを、歓迎するかのように